コラム

上手な薬の使い方

栄養のカウンセリングをしたり、サロンのお客様とお話をする中で気になることがひとつ。
それは、薬の使い方です。

こちらのコラムでも「隠れ冷え性」について書きました。
「冷え」というのは東洋医学的な考え方なのですが、日本人の中には東洋と西洋の両方の医学が根づいています。その中で、薬は西洋医学をベースに処方され、ドラッグストアの薬も西洋医学が基本で作られています。

例えば、風邪を引いて熱が出ると、解熱剤を飲みます。咳が出ると鎮咳剤、鼻が出ると抗ヒスタミン剤。筋肉痛や関節炎には、湿布などなど。これらは「対処療法」の考え方です。

でも、人間の身体は意味もなく熱が出たり、炎症を起こすことはありません。発熱は、外から入ってきたウイルスを迎え撃ち、やっつけるための身体の防衛反応です。同じように、炎症も痛んだ組織に血液を送り込んで治そうとする免疫反応のひとつです。
その熱を薬によって下げてしまうと防衛反応が抑えられてしまいウイルスが息を吹き返してしまいます。炎症も腫れて熱を持っている部分の不快感は取り除かれますが、血流が抑えられてしまうため、回復が遅れます。

同様に、ステロイドや睡眠薬、抗不安剤、降圧剤、消炎鎮痛剤は当面の苦痛をしのぐために使われますが、体の自己免疫反応を鎮めてしまいます。
薬を使うことで、不快な症状は抑えられても体のトラブルはそのままに、さらに血流を滞らせて体を冷やすという結果になってしまうのです。

たくさんの方の体を触らせていただいていますが、腰痛や肩こり、脚のだるさに湿布(消炎鎮痛剤)を使って、血流を減らして、リンパマッサージにいらっしゃる方がとても多いです。きっと、湿布を使うと血流が悪くなって、冷えてしまうことをほとんどの方が知らないからですね。

薬はほどほどにして、体を温めることを心がけて、ケアをしていくことをおすすめします。そして、薬のいらない健康な体を取り戻すことが大切ですね♪