野菜のミネラルについて

更新日:

栄養セミナーに参加される方の中には、農家の方や家庭菜園で野菜を作っている方なども多いのですが、お話を伺うと「うちは新鮮な野菜を食べているから大丈夫」と思っている方がほとんどです。

でも、その野菜を作っている「土」に含まれるミネラルが激減していることは、あまり知られていません。過去100年で、世界各地の農地のミネラルはこんなに減ってしまいました(1992年のデータ)。

土壌に含まれるミネラル量

土壌のミネラルは驚くほど少なくなっている

それぞれ「減」ですので、例えば北米では100年前に比べると「15%」しかないということです。

野菜のミネラルも減っている

日本でも、1950年→2000年の50年で、野菜の鉄分が大幅に減っています。土のミネラルが減っていることを考えると、鉄だけではなく、他のミネラルも同じように減少していることは確実でしょう。

野菜に含まれる鉄分

ミネラルのひとつ、鉄分は10%〜20%にまで減少

もちろん、取れたての野菜を食べられるということは素晴らしいことですし、それが無農薬・有機農法ならなおさらです。

でも、もともとの土壌にミネラルが少ないため、大切に育てた野菜でもミネラルは少なく、体に充分な量を摂取することは難しいのが現状なのです。

私は栄養のカウンセリングも行っていますが、ミネラルの欠乏症の症状がある方が本当にたくさんいらっしゃいます(欠乏症ですので、ミネラルを充分に摂取すると、かなり改善します)。

ミネラルのことを勉強すればするほど、その重要さを実感するとともに、サプリメントで摂らなければミネラルは足りない・・・と思います。

ミネラルのサプリメントを選ぶ基準は「サプリメントの原材料が植物であること」と「マルチミネラルとしてたくさんの種類を一緒にとること」です。なぜなら、鉱物のミネラルは人間の体では非常に吸収されにくく、栄養素は単独ではなくチームで働くからです。

豆、海藻、貝類、完全穀物(玄米など、精製されていないもの)などと一緒に上手にサプリメントを摂って、ミネラル欠乏症を防ぎましょう!

コラム
/ /

Copyright© 日本オプティマルヘルス協会 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.